僕はどこか山小屋みたいな所に運ばれ寝かされたらしい。
カムイが小屋に入って来て
「起きたようですね。今、栄養豊富なご飯でも作りますね。」
と言って、鍋を出して料理を始める。
僕が
「ここは??」
カムイ
「私の家です。」
僕は部屋を観察し始める。特に変わったことはないが、壁には沢山の刀や剣が飾ってあった。それでも、牢屋と違って暖かった。僕が近くにある剣を触ろとする。カムイが
「アルスは剣術に興味があるんですか??」
アルスが剣を持って
「剣術??」

「おやおや剣術も知らないですか。う~ん。剣や刀を使った戦い方の方法ですよ。」
(まったくこの子の親は、かなり酷い生活をさせていたみたいですね。)

「へ~。今度教えて下さい。」

「フフ、親なんですから敬語じゃなくて構いませんよ。私のしゃべり方は癖なので、剣術はこれが食べ終わってからなら。」

「そうだね。よろしく。父さん!!」
僕は笑顔で言う。
カムイも笑って返してくれた。これが僕の笑顔始まりだった。
カムイの料理は自給自足らしく自分で狩ったらしいがすごくおいしかった。