収まった……はずだった。


しかし私は忘れていたね。
私の隣は糞王子だったてこと。


「なぁだから聞けよ。俺よりも親父の方格好いいってなんだよ。」


「……………」


「おい!俺よりイケメンな奴がいるわけないだろ」

「………し……」


「あん?」


「…死ねばいいのに糞王子!いちいちうっさいわね!!大体な〜ぁにが王子よ。あんたなんかえいじよ!王子じゃなく板東え○じよ!!!」


「はあ?死ねまな板」


「まっ…まな板だとゴルァ!!よく見ろや、ほら、ダイナマイトでしょ!?」


「はいはい、ダイナマイツだー。」


「くっ……死ね!」



私たちは朝のHRなのにもかかわらず、ひたすらくだらない口喧嘩をしていた。



「藤巻!川崎!いい加減にしろ。入学式終わったら指導室来い。」




あぁ………もう今日は最悪。

朝から初対面の女の子に喧嘩売っちゃったし、しかも最低最悪ナルシストの隣になって、挙げ句の果てに2人で指導室来いとか……


本当ツいてないな〜…



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