まぁたしかに、女子の量がハンパなくて中々教室に入れない。


｢きゃあぁあああ!王子!｣


｢めっちゃ格好いいんですけど〜ぉ｣


｢王子ぃ、こっち見てぇ｣


はぁ…なんだこの女共。しかも、よく見てみるとその群れは私の席の隣が震源地のようだ。つまりは王子という奴は私の隣ってことね……;;


てかあんたらどかないと私席つけないし…





……………ﾌﾟｯﾁﾝ…




私の中で何かが切れた。
止めようと思っても私の性格。もう歯止めはきかない。



｢……っせぇな。黙れアンモニア。てかそのでけぇ表面積のせいで私、席つけないんだけど？｣






クラスの視線が全て、私に注がれる。




………やばい。まじでやばい。地球が破裂するもんじゃ収まりきれないくらいやばい。



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