車は、高速道路を降りて私が来た事のないような街を走った。

帰宅ラッシュは、とうに終ったような時間なのにやけに交通量が多い街だった。


そして街を走り出してから大水さんは、何度も時間を確認するようになったいた。

車は、海辺の駐車場に停まった。

「じゃ!テスト頑張ったご褒美ナ!!」

そう言いながら車を降りた。



私も車を降りた。

降りると同時の出来事。



 『ド―――――――ン』


それは、私のお腹の底から響く大きな音だった。