今度の土曜日の事で頭いっぱいで浮かれていた私は、驚いた!!
大水さんが、話があるからって家に上がってそんな話を切り出すなんて・・・。
アイツとは、違うんだ・・・。
学校であったり、外で待ち合わせしてデートしてたあの頃。
家の人のは、恥ずかしくて秘密にしてた恋愛だったけど・・・それって、本気の恋愛だったのかな~。
しっかりしてるんだな~大人だな~って、大水さんの事を改めて思った。
「じゃあ!凛の事、よろしく頼みましたからね」
おばあちゃんは、そう言って自分に部屋に行きいつもの通り「お母~さん!凛は~」とママが追いかけてる。
話の解るおばあちゃんが居てホッとした。
『付き合うなんて許さない!!』って、ママしかいなかったら言われてた所だもん。
「念押しされたな・・・」
大水さんは、苦笑いを浮かべて言った。
「??」
「お前、さっきの話をちゃんと聞いてたのかよ?!」
「うん!!もちろん聞いてました」
「マッ。俺がしっかりしてれば良いだけの話なんだけど・・・」
「なに。何の事?!」
私の答えに大水さんは、あきれたような顔で「何でもない」私の頭をポンって叩いた。