俺の腕に温かい物を感じた。

ゆっくり目を開けると、まるで子犬のようにしゃがみ、大きな瞳で彼女が覗き込んでた。

あれからずっと俺を待っていたのか!?

かすかに聞こえた彼女の言葉。

「知りたいか?!」

そう言うと、彼女は『コクッ』と頷いた。

「なら・・・肩書きナシで俺と付き合うか?」

彼女の頭を撫でながらそう言う。

柔らかな彼女の髪。


肩書きナシで俺と付き合うなんて有りえないよな・・・。

もしかしてコレは、夢の続きなのか?。