ホテルに着くと、にこやかに私に手を振るおばあちゃん。

ちょっと息が切れてる私。

深呼吸しながら、おばあちゃんの元に近付いていく。




丸いテーブルの上には、飲み物が二つ。


・・・二つ?

私の分を注文しててくれたのかな?!


おばあちゃんの前の、飲み物の置かれた席に腰を下ろした。


「ごめんね~。待った!?」


深く席に座る、私。

その様子をにこやかに、見つめるおばあちゃん。


「今日も元気そうね!」


そう言われ「もちろん!!」、ニッと笑って両手を握りガッツポーズをとった。



でも、本当は・・・・そうでもなかったりする。