ココが社長室!高~い、広~い!!

ビルの最上階に美和子と2人案内された。

広く取られた窓からは、町全部が見渡せるんじゃないかって程。


中央に置かれたソファーに美和子と座った。


『お茶でも』と言われてノコノコやっては、けど・・・。

大水さんは、仕事で別の部屋に行っちゃって美和子と2人。


「カッコいいんだけど、何か冷たい感じだね」

出された紅茶を飲みながら、美和子が言う。



そうかな・・・。


美和子は、お茶菓子も食べて、紅茶も飲み干す。

まだ、大水さんの来る気配は無い。


「う~ん。ヒマ・・・お茶も飲んだし帰るヮ!私!!じゃ、ごちそうさまでした~」

そう言うとサッサと部屋を出て行ってしまった。


ちょっと、待ってよ~美和子。