「何思い出したのよ~!はは~ん、さては、惚れたな!!」

美和子がそう言いながら私を突く。

「惚れないよ!あんな大男!!」

「えっ?!大男!」

「うん・・・大きな人だった・・・」

「どれ位?!」



う・・・ん。

「見上げるほど・・・・」


私の目には、夏を思わせる空が見えた。