昨日の雨も上がった。
親友の美和子と昼休み屋上にいた。
昨日の事、美和子に言ったら・・・驚いてた!!
「マジ!社長を紹介するなんて~凛のおばあちゃん、良いね」
「良くないよ!私は、だだケーキでもご馳走してくれるのかな~なんて、軽い気持ちで行っただけなのにサ」
美和子のやけにノリノリな言い方に、剥れた。
「だって凛!『男紹介する』って言ったら、行ってた?」
少し考えて「・・・行かなかったかも」
「でしょ!!凛のおばあちゃんも、そこんトコは、わかってたんだよ。」
「そうかな~」
私は、夏を思わせるような空を見上げてた。
「で、どうなの」
美和子は、話の続きをし始める。
「どうなのって?」
「カッコ良かったんでしょ!その相手!!」
背・高くて、整った顔立ちで、真面目そうで・・・。
昨日の大水さんの笑顔がフッと浮かんで、顔が赤くなる私。