大水さんは、またスタスタと歩き出した。
私はその後を突いていくしかない(みたい)。
おばあちゃんが会わせた人だから、悪い人じゃ無いんだろうケド・・・・言葉数少なくって、何考えてるか判んない。
地下の駐車場に付くと、真っ黒な大きな車(外車かな?!)の助手席の扉を大水さんは、開けた。
私は、その車に乗り込む。
大水さんは、運転席に座ると今まで持ってたカバンを私の膝の上に乗せた。
初めてだよ・・・。
何!?このドキドキ・・・・。
ちょっとタバコの匂いが残る車内。
車は、ゆっくりと動き出した。
何かしゃべんなくっちゃ気まずいカモ。