「よかった・・・」
私は、大水さんが話し終わると何だがホッとした。
大水さんもおばあちゃんから呼ばれただけで紹介相手が『高校生』だったなんて知らなかったみたい。
ただ問題は・・・・。
私、初対面なのにおばあちゃんとの話した事、全部しゃべっちゃった。
失恋して『大人の恋愛をする』なんて~。
思わず私の頬が、赤くなった。
どこまで大水さんが知ってるか解らなかったから、思わずしゃべっちゃったけど・・・。
ただ、『ウンウン』と、頷いてくれてたからつい・・・。
私は、真っ赤になった両頬を抑えた。
自分が恥ずかしくって、向かいに座る大水さんの顔が見れない。