「近藤ちゃん、いつのまに!」


1組担任、近藤 瀬快 (コンドウ・セカイ)
まだ若い感じで、とにかくやる気がない。


都会の方へ移って働く日を夢見ている




「お前ら何年か振りの転入生で興奮するのはわかるけどなあ、俺の声が通らないほど騒ぐのはよせよ」



「いなこといったって俺たち小学校時代から大体この3人だもんな」



「若槻めったに学校こないし」


「そうだよ近藤チャン、最後に来たのが若槻だもん、カウント入らない」






「たしかにアイツはカウント入んないかもな」


教師の癖にいっていいのか、そのセリフ‥‥‥

あたしは廊下に隠れながらクラスの仲間に不安を覚えた。