あたしは
諸星から離れた

「だって諸星
まだ生徒会長好きだもん」


「そんなこと無いですよ…」

語尾に
自信が無い

「諸星の心の虚を
埋めてくれる存在は
あたしじゃない」

諸星の家に
遊びにいった時

家族写真が
一枚もない中


大切に
保管されていたのは
生徒会長との
アルバムで


周りの物に比べて
全くホコリが
被ってなかったし

一枚一枚に
諸星の愛を感じた