煙から離れて

裏庭の縁側に
座る

涼しい海風が
肌をなぞる

「特別…」

夢の中で
昔から知っていた人

あのころあたし達は
支え合って
なんとか生きていた


でもそれが
特別なのか
あたしの存在自体が
特……





「だめだー!」

「なにがダメなんですか?」