「わたしはあなたの恋を応援しにきたのです」


トリシエ、気違いか?




いや、あたしの頭がおかしいのか。


「…信じていませんね?」


そりゃあな



「犬が虹を見たってのと同じことです。あ、ニューヨークの恋人観た事あります?」



まあ、一応


「ならばわかるでしょう。あなたは初めて虹をみた犬だ!!!」




んな雑な説明あるか!!



「あなたにわかってもらわないと、私はずっとこの白タイツのままです。」


悲しそうな顔でため息をつくトリシエ、その格好はそうゆう問題なのか?



「そうゆう問題です。私はあなたの信じる力で存在しています。」


はあ?信じる?てかアタシお前のこと信じてないんですけど。

「だからこの格好なのです。あなたは私の存在を信じていない。だけど私は今ここにいます。その理由は」




理由は?

「あなたが愛を信じているからです。白石エレナ」