帰りの電車の中で
あたしはひろの肩に寄りかかって
寝たふりをした。


駅に着いても
あたしを起こさないでね


あなたとこうして
ずっと揺られていたいから。

何もかも忘れて
優しく揺らしていて

ずっと
優しくしていてね