家に帰ってから
しばらくぼ~っとして
たくさん考えてたけど

大輔が
一人で考えすぎるなって
俺が一緒にいるって
そういってくれたから

あたしは何も考えないで
寝ることにした。

こんなふうに楽に考えたりすること
大輔が居るから
出来た気がする。


それから数日して
あたしと大輔は
お互いを想い合えるような
そんな関係になった。


「宵ちゃん最近落ち着いたよね~」

「えっ?そう??」

「うん。大輔君ともうまくいってるんでしょ?やっと落ち着いたって感じ★」

「うん。まあね」

「いいな★大切にしなよ~」

「うん★」


友達も羨ましがるくらい
あたしと大輔は仲が良かった。

このまま続けばいい。
幸せで平穏な日々が
あたしの望んでいたものだったのかもしれない。


ひろを忘れなきゃ
あたしは幸せになれない


どうしてかまだ
ひろを思い出すと
胸の中がえぐられるような
痛みが止まらなくなるから

あたしは大輔と一緒にいて
いつかひろを自然に
自然に忘れる。

そう決めた。