愛とふたりで昼ご飯を食べていると
メールがきた。

「メールだ..」

懐かしいアドレス。
大輔だった。

「やだなぁ~なんだろ」

大輔とひろが同じクラスになってから
ふたりはとても仲がよくなっていた。
だからなんとなく
関わりたくなかった。

「メールなんて~?」

愛が画面をのぞきこむ。

「話がある。だって~」

「うわッ大輔君めっちゃ短文だあ~笑」

「まぁいっか。ちょっと話してくるね~」

「は‐い」

嫌な気持ちもしたけど
久しぶりに話してみたかった。気まずいままだし。

大輔は裏庭で待っていた。

「ごめん。いきなり..」

「いいよっ久しぶり~ッてめっちゃ身長伸びてる~☆」

「まぁもう1年くらい経ったしなっ☆こうやって近くに寄るの久しぶりやな」

「まあね~っでどうしたん?」

「なんか..宵チャン明るくなったなあ?はなしかたとかぁ?」

「そうかなぁ」


「あっ話やったな..」

「うん」

「俺..1年経っても気持ち変わらんかったら言うって決めてた」
「え?」

「今は好きじゃなくてもいいから俺と付き合ってくれ。」

「えっちょっといきなりすぎ...」

あたしは口が空いたままだった。

「もうすぐチャイムなるしっ考えといて!!じゃあ!!」

「ちょっと待ってっ」

大輔はすぐに走っていってしまった。

「どうしよ...」

心臓ばくばくで
あたしは愛の所へ戻った。