「ちょっと~よいチャン♪」

「なによ‐?そんなニヤニヤして!!」

調度この頃に
あたしは親友と呼べる友達がいた。
名前は
伊藤 愛-イトウ アイ-
小学校からずっと一緒だった。

「今日大輔君と会うんだって?」
「なんで知ってるのん?」

「さっき隣のクラスで大輔君がみんなに自慢してたよ‐」

「ふ~ん。」

「あんた意外とモテるから自慢したい放題だね~笑」

「嫌味~?」

「妬み~笑」

愛はお調子者でおしゃべりで
あたしとは気があった。

「でも..もっと他に宵のこと狙ってる男子いたのにね~」

「知らな~い」

「どうして大輔君なのぉ?」

「たまたま。」

「え?あんた時々怖いことゆうね~」

「ほんとにたまたまだよ?」

「え?」

「あたし..別れるつもり」

「なんで?」

「今は言えないなぁ~」

「もう!!まぁ..宵がはなしたくなったら聞くよ」

「ありがとッ」


あたしは
大輔とはもう別れるつもりだった。
今日会って話をして
別れるッて言うんだ。


あっと言う間に
学校は終わって放課後だった。

二人で並んで歩くのは
初めてだった。

後ろから大輔の友達が
沢山ひやかしてきた。


はやく..はやく言わなくちャ。


「あの..大輔!!」

学校から少し離れたところで
あたしは大輔に話をきりだした。

「あたし..やっぱ付き合われへん。別れたい。」

「え?」

大輔は驚いた顔してた。