チャイムがなってテストが終わる。


ひろは一番後ろの席だった。
列のプリントを何事も無かったみたいに集めて行く。


あたしのプリントも
通りすぎるみたいに集めて行ってしまった。





指が震える





あたしの顔は動揺を隠せないみたいだったから
ホームルームが終わるまで
ずっと顔をふせていた。











あんなにひろを近くに感じて
あたしは息が止まりそうなくらい緊張した。

それでもやっぱり嬉しくて

嬉しくて

嬉しくて



あなたにはかなわないよ



こんなに好きだから。

あなたには何をされても

何も言えない


ただ好き
だだ好きなだけで
あなたに全部支配されても
それでもしあわせ