「俺のこと好きやった?」

「好きじゃなかったよ」

「正直やなぁ~」

「じゃぁ優一はあたしのこと本当に好きやった?」

「うん。」

「そうだとしたら勘違いだよ?」

「え?」

「本当に好きなら..今こんなふうに簡単に目を見て話なんて出来ないよ。」

「....?」

「今までありがとうね~ばいばい」


そうしてあたしはみんなが集まっている場所へ先に行った。


とても軽い気持ちだった。
集合場所では愛が心配して待ってくれていた。


「大丈夫だった?」

「意外と普通だった」

「なんじゃそりゃ」

「えへへ~」




そう言って愛は笑ってくれた。

でもね...
愛がずっと無理して笑っていたことに
もう少し早く気付いていてあげたかったな...。