長崎の宿舎に着くと
すぐに夕飯を食べて
就寝まで自由時間だった。
部屋にはあたしと愛意外
みんな彼氏のところへ忍び込みに行ってしまった。
ふたりでたくさん敷かれた布団に寝転がった。
愛と一緒にいると本当に落ち着いていられる。
「宵~?」
「ん?」
「さっきお風呂いったじゃん?男子覗いてたらしいよ~」
「うわっ。定番」
「さっき怒られてた~」
「バカだぁ~」
くすくす愛が笑う。
「愛~?」
「ん?」
「あたし約束したよね?」
「何を?」
「なんでも言うって。」
「うん。」
あたしが寝転んでいた体を起こして座り直すと、愛も座り直した。