あたしと優一の関係はそのままずるずると続いてあっというまに3ヵ月が経っていた。
体を重ねることがあたりまえになってきて、あたしは何の抵抗も無くなっていた。
ただ心の中ではずっと
"ひろだって梨香ちゃんとこんなことしてるんだね"
そう思っていると体の力が抜けるみたいに優一を受け止められた。
時は9月...___
最後の大きな学校行事は
修学旅行。
行き先は長崎。
みんな旅行の準備を始め出していて、学校では部屋割りやレクレーションの話題で盛り上がっていた。
愛ともあれから少しずつ話すようになって
部屋割りは一緒になった。
あたしは学年でダンスをしている子で集まってダンスをすることになった。
人数は4人で毎日放課後は残って練習をしていた。
こうやって忙しくしていれば
なんとなく楽だった。
習っていたダンスも
必要以上に顔を出して
たくさん練習をして
ずっと踊り続けていた。
その間が一番楽だったから。
ずっとこうやってひろから目をそらしていた。
そうするしかなかった。
好きだと思えば思うほど
辛くなるから___。