「宵...来て。」
あたしは愛に授業中呼び出された。
「優一くんが言ってること...」
「本間やで」
愛が質問する前に答えた。
「なんで?宵ってなんかたまにすごいことするわ~」
「何が~?」
「優一くんとエッチ...」
「別に普通やろ..."したい"って言ってきたからしたの。」
「そんな簡単でいいん?」
「え..??」
「だって最近まで優一くんのこと好きじゃないってゆうてたやんか....」
「そうやけど...。」
「...ひろくんは?」
愛は泣き出しそうになっていた。
「あんなに...あんなにひろくんのこと好きって...泣いてたくせに!!!」
「もうどうでもいいの!!!」
あたしは愛の話を聞いていると触れられたくないところをつつかれた気がした。
「どうでもいいから...」
「宵は...あたしに初体験は大切にしろっていったくせに!!!!」
愛は泣きながらも少し怒りながら言った。
「自分はどうでもいいねんな!!」
愛はそう言ってクラスに戻って言ってしまった。
あたしはその後何も言わずに学校を早退した。
”どうでもいいから”