「これ..どうやって外すん??」

「知らん...」

「俺..こんなん外したことないねんな~」

「....やだ」



優一はあたしの言葉が聞こえていなかった。
完璧に理性が飛んでいた。
嫌がるあたしも
本当は嫌がってないと勝手に勘違いして無理矢理にしてくる。


あたしの上の服を脱がして
下着のホックを外した。


見られたくなくて両手で隠そうとしてもすぐに押さえつけられてしまう。



部屋の隅へと追いやられて
あたしは動けなくなった。


「初めてじゃないんやろ?」

「..。」

「みんな噂してるで??初めてじゃないんやったらいいやん...ちょっとくらい」


あたしはもう何も言えなかった。
抵抗を辞めてずっと黙っていた。


そして優一は抵抗を辞めたあたしの下着を容赦なく脱がした。

「入れていい?」



あたしの返事も聞かないで
無理矢理に身体を重ねてきた


「─────ッ」


その瞬間身体に痛みが走る。


あたしの上で揺れる身体を
蹴飛ばしてやりたかったけど
何も出来ない。




途中から
痛みなんて感じなかった。
何も感じなかった。


何度か気持ち悪くて
死にたい気持ちになったけれど
我慢した。


ひろの事考えている余裕もないくらいにあたしは他の事考えながら耐えた。



優一は一人で盛り上がってるみたいで
あたしはそれを遠くで見ているような気持ちだった。


そんな優一を見ないように目をつぶって我慢していた。