付き合う事にしたその日の夜に
久しぶりに大輔から電話がきた。

[宵..久しぶり]

[うん。ど~かした?]

[なんで優一と付き合うん?]

[なんとなく。]

[あのな..宵にはもっとちゃんと誰かと付き合って欲しい]

[....勝手な事いわんといてよ]


[でも...]

[あたしは決めたの!!!]

[じゃぁ...じゃぁさ!!!優一の事すきなんか?]

[....さぁ]

本当のことを大輔に素直に言えなかった。
久しぶりに会話をしたのに
あたしは大輔を傷つけるようなことしか言えない。


[さぁ...って...すきじゃないんやろ?]

[関係ないやんか!!!]

大輔にはいつも八つ当たりをしてしまう。

[じゃぁなんで俺じゃあかんの??好きじゃないのに付き合うんやったら俺でもいいやろ!!]

[...大輔はあかんの!!]

[じゃぁ...適当な付き合い方はやめてほしい。]

[....。]

[俺じゃあかんの?]

[..もうほっといてよ。]

[でも...]

[構わんといて...]

[わかった。]





あたしがどんな結果を出しても
大輔をこれ以上傷付けないようにずっと避けてきたのに..

どうして傷付けてしまうんだろうね。








あの時にちゃんと
大輔の話を聞けばよかった。

素直に受け止めればよかった。

そうすれば
こんなに後悔しなくて済んだのに...。