往生際の悪いあたしは
諦めることが出来なかった。


でも少しでも変わらなきゃいけない。
そう思っていた。





そんな時に
隣のクラスの"優一"<ユウイチ>から
しつこくメールが来ていた。





優一があたしに気がある事は
すぐにわかった。
周りの男子がひやかしていたからだった。



毎日しつこいメールが来て
あたしはずっと適当に相手をしていた。



優一は
全然あたしのタイプじゃないし
興味もなかったけど...。



しばらくしてから
告白された。





変わらなきゃいけない。




その決意から
あたしは付き合うことにした。




周りの男子には
すぐに噂が回っていて
みんなに知れていた。



「宵?いいのぉ??」

愛が不安気に聞いてきた。

「いいのいいの!!」

「う~ん」

「もしかしたら本気になるかも」

「そ~だといいけど...」