空っぽになった容器と洗濯物を持ってリビングに降りた。


…―ちゃんと食べてくれたんだ。


顔が自然とニヤけて来る。

「何を一人で笑ってんだよ…気持ち悪ぃな」


「え!!??」


振り返るとマスクをして頭に冷えピタ貼って機嫌の悪そうな顔で立っていた。


「別に…調子は?熱は下がった???」


あーぁ、見られちゃったよ…


「おかげ様で」


「良かったね」


冷蔵庫から水を取り出して飲み干した。