「食べないの…?」


「殺さ…食欲ねぇもん」


「そっか…」


役に立ててないな…あたし。


「そこに置いとけ、後で腹減ったら…食う」


窓の方を指差し見ると小さなテーブルがあった。


「分かった…無理しないでよ…何かあったら呼んでね」


「おぅ…」


小さく返事をする。


アイツが元気ないとつまんないなぁ…


あんな不謹慎な事、考えたりするんじゃなかった…


一度、ベッドの方を振り向いて肩を落とすと部屋を出た。