「今日はね?あたしがアンタの看病をしてあげるから♪寝ててよ?」


「―…聞いていい?」


「えっ!?何?」


「嬉しそうに見えるのは気のせい?」


―…ギクッ!!


まさか、ささやかなプチ呪い…もとい願望が叶うなんて思わなかったんだもん。

今日の朝、リビングに降りると虚ろな目とフラフラな足取りで朝食を作るコイツがいて…

熱計ってみたら39°近くあった。


「気のせいよ!!??学校には休むって言っちゃったし♪安心して体を休めてね」


「…怒鳴る体力もねぇよ…朝飯…ちゃんと食えよ」


こんな時にまであたしの心配なんかしなくていいのに…