『あたしからやるね』

ハナがそう言って寝転ぶと、ユキネは仕方なくハナの足を抑えた。

『1、2、3…』

レッスン生全員で数を数えた。

『23、24、2…5…もうダメ…』

ハナはお腹を押さえて、辛そうにしていた。

『おい、おい。まだ半分だろ…休むなよ』

ユキネは辛そうにしているハナに言った。

『だって…腹筋キツイよ…』

ハナは泣きそうになりながら言った。

『はぁ〜…情けない奴』

ユキネは呆れた。

『…50っと。じゃあ、みんな交代して』

カオルがそう言うと、レッスン生たちは腹筋する側と足を抑える側を交代した。

『かったるいな…』

ユキネはそう言いながら寝転び、ハナはユキネの足を抑えた。

『1、2、3…』

ユキネは軽々と腹筋をこなしていた。

『…50っと』

ユキネは楽々と腹筋をこなした。