俺は、その手紙を握り締めながら泣いた



隣では、梨衣も手紙を抱き締めたまま泣いている


美由のお祖母さんは、そんな俺たちを見ながら、静かに涙を流していた







傍らには、横たわる美由




もう、笑わない



もうしゃべらない



もうあの声で俺を呼んでくれない






そこにいるのは、魂の抜け殻となってしまった美由







もう…生きていない美由…










美由…





美由……









もう…呼んでも返事してくれないんだな…











俺たちは、本当に涙が枯れ果てるくらい、泣き続けた