いつもと変わらない朝だった 「もう、天ったら!冬休みだからって、起きるのが遅すぎよ!」 朝から響く、母さんの怒った声も、いつも通りのものだった いつまでも片付かないじゃない!なんてブツブツ言っていた プルルルルルル… 突然鳴り響いた電話 「あら、こんな朝早くに誰かしら?」 相手に聞こえるはずないのに、「はいはい」と言いながら、母さんは電話の方へむかった