母さんは、本当にあの二人が好きだよな~…








あてもなく歩きながら、俺はぼんやりとそんなことを考えていた






実は、母さんが少し苦手だ




嫌いな訳じゃないけれど…









なんか梨衣と似てるんだよな~…

















朝の街は清々しく、歩いているととても気持ちがよかった




夏とはいえ、朝はまだそれほど気温も高くない



風がとても気持ちがいい…







「あそこに行くか…」





そう思って俺が向かったのは、コンビニでも、ファミレスでもなかった














そう



幼い頃にみんなで遊んだ






あの、思い出の場所…