今日、美由に告白する
今まで散々先延ばしにしてきたけれど、もう俺には後がなかった
今日の夕方、美由は帰ってしまう
「もう明日を逃したら、次はいつ会えるか分かんないんだよ!」
梨衣の言葉が、頭の中に響いてる
分かってるよ
だからこんなに眠れないんじゃないか
頭の中で梨衣に文句を言ってみるけれど…
それが逆恨みだって、ちゃんと分かってるよ
今までだって、何回も言うタイミングなんてあったのに、それから逃げたのは間違なく俺自身だ
逃げて、逃げて、先延ばしにした結果、俺はこうやって追い詰められている
「自業自得だ…」
もう一度溜め息をつき、カーテンに手を伸して思い切り開く
夏の朝日が、眩しく部屋中を照らした