「…うん、いいよ!明日は梨衣と天ちゃんと、それぞれデートだね!」




しばらく考えた後、美由が笑顔でこう言った時、俺は本当にほっとした



多分、梨衣も…






「よーし!じゃあ決まり♪明日のデート、何するか考えながら帰ろ♪」



弾んだ声で言ったかと思えば、俺に釘をさすのも忘れない梨衣…



「天もちゃーんと考えなさいよ~!」



「分かってるって!」







そんなこと言うくせに、俺が話す暇を与えないほど美由と話しまくる梨衣





こいつ、本当に何考えてんだ?分かんね~





デートをどうするかくらい、自分で考えろってことか?








そんなことをしているうちに、地元の駅に着き、俺たちはそこで別れた











結局、明日のデートのことを美由と話せないまま、二日目は終わった







明日はいよいよ最終日



俺の運命の三日目…