「仕方ない!もう一回だけ世話焼いてあげるよ」



溜め息混じりに梨衣が言った



「明日は、バラバラに美由と遊ぼう。午前中は私、午後の帰る時間までは天が、それぞれ美由とデート!決まりね!」



「また二人きりか…」



「それとも、私が見てる前で告白したい?見守ってあげようか?」



ニヤニヤしながら、梨衣が尋ねた




「いや…さすがにムリ…」



「でしょ?だったら文句言わない!もう明日を逃したら、次はいつ会えるか分かんないんだよ!明日言うしかないんだよ!」





梨衣の言葉には説得力があった



梨衣は正しいよ


俺だってそれくらい分かってるんだ



もう…ぐずぐずしてる場合じゃない







「次会った時、美由に彼氏がいたら手遅れなんだよ!」




さらに俺を煽るような、梨衣の言葉…