「で?言うの?言わないの?どっち?」
コーヒーを吹き出した後でも、梨衣の追求の手が弱まることはない
本当に怖い幼馴染みを持ったもんだよ…
「そりゃあ…言えればいいと思ってるけど…」
なんだかんだ言いながら、真剣に答えちゃったよ、俺…
「あ~~~っもうっ!煮え切らないな!そんな男に美由は渡さないわよ!」
「…お前はおかーさんか」
半ば呆れ気味に俺は呟いた。しかし、梨衣は俺の言葉なんて全く気にしていない
「いーい?とにかく言うならちゃんと言いなさいよ?悪い結果には、ならないと思うからさ」
ま、いろいろ文句言ってきたけど、結局はすげぇいいヤツなんだよな、梨衣って…