「つ~いた♪…っと、何?二人とも、顔コワいよ?」
遊園地の前で俺たちの方を振り返って、梨衣が怪訝な顔で尋ねた
美由も心配そうな顔をしている
「何でもないよ。さあ、入ろう?」
橘が爽やかに答えた
俺の方にも、いつもの爽やかな笑顔を向けている
さっきのは、気のせいだったかな?
さすが休日の遊園地!
めちゃめちゃ混んでる…
「どれから乗る?」
「う~ん…コーヒーカップかな!」
美由は笑顔で答えた
その美由の腕に絡み付く梨衣
「みーゆ♪一緒に乗ろ?」
「うん♪」
おいおい
何のためのダブルデートだって?