「で?今日何をするか、ちゃんと決めてるんでしょうね、天?」



…何か今日はすっかり梨衣のペースにはまってしまったようだ



その調子で、今日の予定でも何でも、自分で立ててしまえばいいのに…



「とりあえず、美由の荷物をホテルまで置きに行かないと…」


「あ、大丈夫だよ、天ちゃん!パパとママが運んでくれるって言ってた♪」


「ヘ~、おじさんとおばさんも来てるんだ!会いたいな~」


「…じゃ、とりあえず駅を出るか」



俺たちは、ホームから出口に向かって歩き始めた