大声で叫んだライオスの背中からは漆黒の翼が生え始めていた。 「ライ…オ…ス…?」 この時、あたしは気づいてしまった… ライオスの正体を… 嘘だ、ライオスが、ライオスが、 『死神』だなんて… 「嘘だああぁぁああ!!」 あたしはそのまま力無く床に崩れ落ちた。 そんな叫びも虚しく、ライオスはうめき声をあげ、どんどん体が変形していく。