「ルーイン…」


クルーエルはルーインという女の方を睨みつけるように見つめる。


「そんな顔すんなよ。いい女が台無しだぜ」


マリスはクルーエルとは違って、怒られてるにも関わらず、涼しい顔でルーインを口説くように言った。



「……それより、どうしますか?このまま尾行しますか?」


ルーインはマリスの言葉を軽く無視し、クルーエルに尋ねた。



軽く無視されたマリスは軽くショックを受け、口を尖らせる。



「もういいだろ。ちょっと様子を見てこい、って"ボス"に言われただけだしさ」


「そうですね。では帰りましょうか」




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