「…んな!」 んっ…? 「茜菜!」 ゆっくりと目を開けると、目の前にはレイが必死な顔であたしを呼んでいた。 「レイ…?」 「よかった… さっきからずっとうなされていたんですよ。」 そうだったんだ… 「ごめん。でも大丈夫だから気にすんなよ」 あたしは体を起して、笑顔を作って言うとレイはほっとした顔をした。 あたし… ちゃんと笑えてたか?