そう言った瞬間…
突風と凄まじい光があたし達を襲った。
「うわぁっ!!」
あたしは光が眩しすぎて顔を腕でさえぎった。
視界が霞んでくる中、シーラは涙を流しながらあたしを見つめているのが見えた。
あたしは手をシーラに伸ばして叫んだ。
「あたしがそこから出してやる!
ぜったいあんたを見つけてみせるから!
あんたをこれ以上1人にさせないから!!
だから…
待ってて!!!」
あたしの声が届いたのかシーラが優しく微笑んだような気がした。
そしてあたしはシーラを置いて闇の中に墜ちていった…
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