「行ってくるな!ぜったいほかの七人の選ばれし者を探して、戻ってくるから!!」 あたしはみんなに元気よく手を振ると、前を歩く2人に追いつくために駆け足で走った。 ファイもあたしにつられて、駆け足で走る。 国王はそんな茜菜達の後ろ姿を見て、 「すまない…」 そう自分に言い聞かせるように小さく呟いた。 ここから始まる新たな旅の一歩を踏みしめた茜菜達… 悲しい運命が待っているとはこの時、茜菜達は知らなかった… .