「え…」




「慎達の結婚式の後くらいからもう決めてたんだ。今日言おうって。」




「本当に…?夢じゃなくて?」




「夢じゃなくて。俺にはお前が必要だから。結婚してほしい。」




嬉しくて涙が溢れる。




なんでだろう…止まらない…。



「あったし…で…本当に…いい‥のっ…!?」



ぐちゃぐちゃな顔で言う私を優しく抱きしめて総は言った。





「お前の幸せが俺の幸せだから。心にしか俺は幸せにできない。わかる?」



「今でも十分幸せだよ…。でも…もっと幸せになりたい…!私欲張りじゃないかな!?」




「大丈夫。心はもっともっと幸せになっていいんだ。」