ベッドに入ると優しく頭を撫でてくる。





暗くて総の顔は見えない。


唇になにか柔らかくて、温かいものが触れる…。




それからゆっくり総の手が私の服の中に入ってくる。



私はふいにさっき総とお父さんがはなしていたことを思い出してしまった。





「待って…。」



「?どうした?」




「うん…ちょっと今日は…」



「嫌?」





「そうじゃないの。でもみんないるし、今日はちょっと…」




総の顔はみえなかったけど…




「わかったよ。無理にするもんじゃないから。寝よう…。」