なぁあきと、ありがとな。俺、お前に出会えてよかったよ。
俺には、親友がいた。
名前は、あきとって言う。俺が小さい時に、あきとは、岡山に行った。
俺は、じいちゃんの田舎が岡山にあるため毎年正月は、岡山に行っている。
今年の正月にいつものように岡山に行った。
初詣してたら誰かが話しかけてきた。
あきとだった。
俺は、久しぶりで驚いた。
あきとが俺に「少し話せるか?」って言ったから俺は、いいよと言い、その辺の空いてるスペースで話した。
ここからあきとの昔話が始まる。
あきとが俺に話し始めた。…………
………
あれは、俺が中学生の時だ。
俺が、小学校を卒業して岡山に行って新しい中学校に入学したんだ。
もちろん周りは、知らない人ばっかりだった。
入学式が終わって教室に戻るとみんな地元の人ばっかりだったらしく俺は、話せる人が、いなかった。
そんな中、一人だけ俺に話しかけて来た人が、いたんだ。
名前は、あき。
見た目は、めちゃ可愛い人だった。
あきは、俺と仲良くしようと嘘をついてまで俺に話しを合わせたんだ。
そこではやとって言う人とも知り合った。
あきは、生まれつき病気がちで結構、学校を休んでた。
はやとは、頼りになる親友になった。
俺は、あきに一目惚れしてしまった。
だからあきとすぐに付き合った。
あきは、俺の事をもの凄く好きでいてくれた。
でも、途中あきが俺を傷つけないために嘘をついて元カレに別れを告げてたんだ。
そこを運悪く俺とはやとが見ちゃって浮気だと思っちゃったんだ。
馬鹿だよな。
最後まであきの話を聞いとけばよかったのに…。
俺は、そこで一回あきと約束して別れたんだ。
その約束は、ある場所で二年後、まだお互い好きだったらやり直そうって言う約束だった。
あきは、二年後を楽しみにしてた。
他の男子の告白も断り続けて俺の事を思い続けてたんだ。
でもあきは、約束の場所に来なかった。
なんでだと思う?
俺は、その時、自分に腹がたったよ。
あきは、病気にかかって約束の日の朝方にこの世からいなくなった。
俺は、この事を聞き走ったよ。
周りなど気にせずおもいっきり走った。
病院の前に着いた時、俺は、思った。
あきの死を受け入れる事が出来るのか?
俺は、あきがいない世界を生きれるのか?
そんな事を思いながら俺は、あきが眠る病室に入った。
あきは、綺麗な顔で眠ってた。
今すぐ起きて約束の時間に遅れたって言いそうだった。
だけどあきは、起きて来ない。
俺は、やっぱり信じられなかったよ。
あきは、まだ死んでないよ。
生きてるよ。
って思ってたかった。
でもあきは、もうこの世にいなかったんだ。
俺は、泣いてうまく声が出なかった。
俺は、あきが眠る病室で泣き叫んだ。
そしたら一瞬、あきの匂いがしてあきの笑ってる姿が見えた。
あきの最後の優しさだったんだ。
俺は、小さくて聞き取りにくい声でこう呟いた。
「あき…」
そしたらあきのお父さんらしい人が、俺に手紙を渡してきた。
「これは?」
俺は、この手紙がよくわからなかった。
そしたらあきのお父さんが「あきと君だよね?娘からよく君の話を聞かされてたよ。これは、あきがこの世からいなくなる前にあきと君宛に書いた手紙だよ。」あきのお父さんは、泣きながら俺に言ってきた。