今度はちかの教室へと行く。


朝から忙しいなぁ私。

私がちかの教室のドアの前でちかをさがしていると、


「ちょーう!」


後ろから私の頭を叩いた誰か。


痛そうな顔をしながら後ろを向く。


「ちか・・・いたい」


「もう、どこ行ってたの?」


たこみたいな口をしてちかは言った。


「春樹のとこへ・・・」